受診や入院に関することなど
お気軽にお問合せください。

【受付時間】
午前  9:00 ~ 11:40
午後 13:30 ~ 16:00

※月曜のみ9:30~
※土曜日午後は休診

認知症とは?

認知症は何かの病気によって起こる症状や状態の総称です。
老化によるもの忘れと認知症とは違います。

誰でも年齢とともに、物覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。こうした「もの忘れ」は脳の老化によるものです。しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、何らかの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。そして認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。

認知症の症状

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病は、脳卒中などとともに認知症の原因となる代表的な病気です。多くは物忘れや時間の感覚が分からなくなるといった症状で病気が始まり、徐々に判断力や理解力が低下し、生活に支障をきたすようになります。通常は65歳以降の老年期に起こりますが、65歳未満の初老期に発症する若年性アルツハイマー病もあります。
アルツハイマー病の最大の特徴は物忘れ(記憶障害)です。日常の出来事の細部を覚えていなかったり、人の名前がとっさに思い出せないような物忘れは正常な老化現象でもみられますが、アルツハイマー型認知症でみられる物忘れは、最近の生活上の体験そのものを忘れたり、物忘れへの自覚が乏しいという特徴が認められます。

血管性認知症

脳梗塞や脳出血などによって発症する認知症です。脳の場所や障害の程度によって、症状が異なります。そのため、できることとできないことが比較的はっきりと分かれていることが多いです。手足の麻痺などの神経症状が起きることもあります。
障害される能力と残っている能力があります。判断力や記憶は比較的保たれています。意識障害が起こり、頭が混乱した状態となる「せん妄」が起きて突然認知機能が悪化することがあります。また、意欲や自発性がなくなったり落ち込んだりすることがあります。感情の起伏が激しくなり、些細なことで泣いたり興奮したりすることがあります。

認知症の治療について

認知症を完全に治す方法はありませんが、治療やケアを行うことで進行を遅くしたり、症状を軽くしたりすることは可能です。治療は薬物療法とリハビリテーションが主体です。薬物療法では認知症の進行を遅らせ、脳の機能低下を抑える薬を使用します。また、徘徊や暴言などが激しいときは抗精神病薬などを利用して、症状を改善することもあります。
リハビリテーションには、脳の各部の機能低下を抑えるための書き取や計算、音読のほか、残された脳の機能に刺激を与えて活性化させる「回想法」や「音楽療法」、「芸術療法」など様々な方法があります。症状に合わせて適切なリハビリテーションを選択することになります。

認知症の方への接し方

認知症特有の行動に対して、つい本人を叱りつけてしまいがちですが、本人が不安になるばかりではなく、症状も悪化します。認知症という病気を十分に理解したうえで、適切な声かけや接し方をするようにしましょう。本人のペースを大切にし、見守ってあげることも重要です。「なじみの環境」を重視し、本人にとって不安のない環境づくりを心掛けしましょう。